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2013年1月

2013年1月30日 (水)

FSQ用645レデューサーの実力チェック/其の壱

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 FSQ-106ED用の645レデューサー、QE0.72×のピントだしやフラットフレームチェックなどをしていました。このレデューサー、超高性能というキャッチフレーズで広告されていますが、ネットでチェックしてもなかなかレポートはない「謎のレデューサー」でもあるような気がします。というわけで、これから私の分かる範囲で、できるだけ細かくレポできたらと思います。
 まずはこのようすはフラットフレーム撮像です。筒先に自作EL板を取り付け、照射します。この拡散光を撮影し、フラットフレームを取得するわけです。周辺減光の様子が分かるはずです。ちなみにカメラはAPSサイズのEOSKissX2です。本当は35mmフルサイズのカメラがあればいいのですが、今は手元にありません。もちろん注文しているFLI ML16000も納品まではまだまだ日にちがありそうなので、まずはAPSでやむなくチェックすることにしました。

Flat

 

 取得したフラットフレームです。先にもふれたとおり、サイズはAPSです。まずはJPEG画像をモノクロ化して、そのまま処理しない状態で光量をチェックしてみました。中心部、中間部、最周辺部をそれぞれ中心から四隅まで見ました。結論として中心部光量100とすれば、中間部は約98%、最周辺部は約95%という結果になりました。下の部分の光量がわずかに低いですが、これはデジカメのミラーケラレによるものだと思われます。
 実験の結果、思ったよりも光量があるなというのが感想でした。メーカーによると「35mmフルサイズの最周辺部でも90%の光量がある」とうたわれています。早くFLIがきたらフラットを調べてみたいものです。

Flat2

 

 先ほどのフラットフレームに強力なレベル補正をかけて、コントラストを猛烈に高めてみました。下の部分がデジカメのミラーケラレであることが一目瞭然です。これを無視したときに周辺部に淡い減光があるのが分かります。結構減光しているようにも見えますが、これはレベル補正のレンジをかなり詰めているためかと思います。実際に画像処理していないフラットを見ると、減光しているのかどうかまったく分かりませんでした。
 以前の35mm判用レデューサーですと、もう少し減光が強かったように思います。レンズ径の大きさがかなり違いますから、やはり新型645レデューサーは光量がアップしているようです。

Fe9663861

 純粋比較にはなるかどうか分かりませんが、以前のレデューサー、QE0.73×のフラットフレームです。これはSTL11000Mで撮ったものなので、35mmフルサイズになります。ちょうど四角で囲んでいるところがAPSサイズに換算したエリアです。やはり光量がちがいますね。周辺減光が強く出てしまいます。それ以上にこのレデューサー、LRGB合成をしたときに色収差があったために色ずれがありました。新型レデューサーは色ずれがないものかどうか、こちらは後ほど実際の星像で実験してみたいと思います。

Img_0056

 今日も天気はあまりよくないようで、星がほとんど見えていません。星像チェックはできませんが、ちょうど家の向かいにある向山駅のイルミネーションが見えますので、それで像を確かめてみることにしました。

Img_0009

 APSサイズですと、周辺部は何の問題もなくシャープに撮影できているようですね。このイルミネーションの光源はちょっと大きめなので、星のように完全な点像にはなりません。ですから厳密な星像検査にはちょっと不適だったかもしれませんね。今度晴れた夜には、ぜひとも実際の星で検査してみようと思います。

ガイド鏡筒検証 GT-40 VS FC-50

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 システム大規模変更は進行中ですが、これに合わせて購入したのがコンパクトなガイド鏡筒、タカハシGT-40でした。納品してから1週間ほどがたちますが、これまでいじっていて自分なりに考えるよさ、足りなさが浮き彫りになってきました。
 今回は以前から持っていたタカハシFC-50と比較しながら、ガイド鏡としての両者の特性を述べてみたいと思います。まだ実践投入はしていませんので、その前段階のお話としてごらん下さればと思います。
 まずは両者を並べたようすです。大きさなどは一目瞭然、GT-40のほうが圧倒的に小さいことがわかります。

■スペック比較
1)GT-40
 ・口径/40mm
 ・焦点距離/240mm
 ・重さ/約600g
 ・長さ/約270mm
 ・フォーカス/対物レンズネジの繰り出し(0~21.5mm)

2)FC-50
 
 ・口径/50mm
 ・焦点距離/400mm
 ・重さ/約2kg(バンド、プレート含む、ファインダー含まず)
 ・長さ/約450mm
 ・フォーカス/ラックピニオン方式(0~85mm)

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 まずはピントあわせについて両者を比較します。FC-50はご存知のとおり、オーソドックスなラックピニオン方式です。ドローチューブの繰り出し最小を0とすると、最大に引き伸ばしたときは85mmまで伸びます。実際に天体にピントが合うときの繰り出し量は30mm程度のところかなと思います。それほど伸ばしきらないところでピントが出ます。
 
 これに対しGT-40のピントあわせは、ラックピニオンに比べると、私にとっては操作性がよいものとは思えませんでした。写真のように、対物レンズの基部がネジになっていまして、これを回してピントを合わせるのです。繰り出し量も0~21.5mmとそれほど多くはありません。この対物レンズ回転式のピント合わせは、ほかにもいくつか、私にとっての弊害を生み出しています。

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 天体撮影をしていると、必ずといってよいほど夜露に悩まされるものです。私は主砲FSQ-106EDの対物部にはフードとヒーターをつけて、結露対策を徹底しています。ガイド鏡にも対物部にヒーターを巻いています。
 FC-50の場合、対物フードにヒーターを巻きつけたとき、ほかの操作に何の影響も与えません。フォーカス時は接眼部のラックピニオンを操作するわけですから、対物部をいじる必要がないのです。
 しかしGT-40の回転対物だとそうはいきません。ここにヒーターを巻きつけたとき、そのあとにフォーカスすると、ヒーターやコードまで一緒に回転し、コードが絡まってしまいます。いったんピントをしっかり出してからヒーターを巻けばいい、とも思いますが、温度変化の大きなとき、季節ごとのピント差があるときなど、この作業は非常に面倒に感じてしまいます。

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 GT-40の回転対物は、繰り出し量が21.5mmとそれほど余裕はありません。このため接眼部に取り付けるオートガイダーCCDはあまりスリーブ奥まで差し込むことができなくなります。あまり差し込んでしまうとピントが内ピンになってしまいます。だからといって差し込み量を小さくしてしまうと、スリーブに入る部分が狭くなってしまいます。つまりスリーブ内面とCCDとの設置面が少なくなってしまい、結果的に不安定要素を作り出してしまうような気がします。ST-iは非常に軽量なものですが、それでもできるだけ不安要素は消しておきたいものです。
 このようすは、GT-40の対物部をほどほどのところまで回転繰り出ししたうえで、ピントがしっかり出る位置にCCD固定リングを取り付けたものです。スリーブに入り込む部分は15mm程度しかありません。2点固定ネジにはしっかりかかってはいますが、なんとも心もとないところがあります。

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 FC-50ならばスリーブへの差込量はある程度余裕を持てるはずです。ピントあわせはラックピニオンなのですから。ということで、先ほど15mm程度のスリーブ差込量だったCCD固定リングを、今度は30mm弱のところまで範囲を広げて固定してみます。

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 FC-50の純正スリーブは、おなじみのタカハシバージョンです。右側ですね。でもこれはスリーブ内面に入っているナイロンリングで締め付けるもので、その設置面はそれほど大きなものではありません。ですから固定したつもりでも、アイピースなどに上下左右の力を入れるとぐらつきがあるのが分かります。
 しっかりした固定方法にしなければガイド不安要素は消せません。ですからスリーブは2点止めのものに交換しておきます。この2点止めスリーブは、スリーブ後面からの距離が2つのネジでそれぞれ違いがあります。ですから互い違いのようにネジを締められますので、がた防止には非常に効果があります。

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 CCD固定リングは差し込み量28mmのところにしておきました。FC-50の2点止めスリーブについているネジ位置と比べてみると、十分に余裕があるように思います。これくらい差し込めると、軽いST-iとはいえぐらつきはまったくありませんでした。

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 FC-50の場合、魅力的なのはバリエクステンダーを使って焦点距離を伸ばすことができるということです。バリリングなどを追加しないで、バリエクステンダーだけを使った場合、ノーマル時400mmだった焦点距離は1.6倍の約640mmになる計算になります。ドローチューブ繰り出し量は、ノーマル時よりも少し縮めることができます。
 私がFSQ-106EDとFLI ML16000の組み合わせで撮影する場合、おそらくノーマルF5.0とレデューサーF3.6の2通りで撮影することになると思います。後者の場合は焦点距離が短いですから、FC-50は400mmのままでも大丈夫そうです。実際はF5.0のときでも400mmで十分なはずです。
 でもよく「ガイド鏡筒の焦点距離は主砲の半分以下でも十分」「焦点距離100mmのガイド鏡でも1000mmの撮影可能」などといわれていますが、私はどうもそうではないように思います。
 というのは、もし焦点距離が短いガイド鏡なら、ガイドエラーを感知しないように思うのです。たとえばガイドソフト上でガイドが「RA0.2、DE0.1・・・」などと順調なガイドをしているとします。これが焦点距離のある程度あるガイド鏡ならば信用できるでしょう。でも短いものならば、検知していないがためにそのような「一見上手くいっているような数値」が出てくるのは当然のように思います。ある程度焦点距離のあるガイド鏡で、かつガイドエラー数値が少ないのであれば「ガイドはしっかりとうまくいっている」と信用してよいのではないかと思います。
 そのように考えると、焦点距離240mmのGT-40は、FSQ-106EDに7.4μのML16000を組み合わせたとき、信頼できるかといわれるとどうもそうではないように思えてしまいます。それよりならFC-50ノーマル、またはバリエクステンダーをつけて焦点距離をしっかり確保して、確かなガイドエラー数値を把握するほうがよっぽど安心感があるように思えます。

Guide09

 これまでGT-40、FC-50をガイド鏡に使った場合のよさ、足りなさを比較してきました。

■GT-40
[メリット]
  ・軽い
  ・つくり自体は頑丈
[デメリット]
  ・焦点距離が短い
  ・FC-50より口径が小さく、限界等級が下がる
  ・対物回転のピントあわせは面倒で操作に支障がある
  ・対物回転の繰り出し量が小さく、接眼部のCCD取り付けに影響がある

■FC-50
[メリット]
  ・口径がGT-40より大きいので限界等級が上がる
  ・ラックピニオン方式のピントあわせは快適に作業できる
  ・焦点距離がある程度確保できる。バリエクステンダーで拡張性高い。
  ・対物部にヒーターを心配なく取り付けられる。
[デメリット]
  ・GT-40に比べると少し重い。
  ・定期的に光軸調整をしておく必要がある。治具があるので面倒ではないが。

 FC-50はこれまで何度となく実践投入し、銀塩時代からガイドを支えてくれた実績ある鏡筒です。対物レンズのガタをおさえるために、レンズにマイラーフィルムを入れる改造もしています。ですから星像は少々圧迫されていますが、ガイドミスも非常に少ない信頼できる鏡筒でした。
 一方GT-40の実践投入は一回もありませんが、室内で操作していて、かえってデメリットのほうが大きく感じてしまっています。このように比較していくと、新システムでのガイド鏡筒はFC-50にしたいなという気持ちのほうが強くなってきました。
 ノーマル焦点距離でいくか、それともバリエクステンダーで伸ばしていくかは、まだ実践していないのでなんともいえないところです。どちらでやっても大丈夫なような気がします。この辺についてアドバイスしていただける方がいらっしゃいましたら、ぜひともご教示くだされば助かります。

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 こうして課題を整理してみると文句なしのようなFC-50ですが、今一つだけ懸念材料があります。それがこの鏡筒バンドです。これはタカハシ純正のものなのですが、やはり手でのローレットナット締め付けは安心感がありません。FSQ-106EDのように、K-Astecさんのバンドに変えたいなと思っています。しかしFC-50の鏡筒径に合う68mmバンドは、どうやら今は品物がなく、これからの生産も未定とのことです。三基光学さんにはあるようなので、買うのを検討してみようかと思っています。

2013年1月27日 (日)

タカハシGT-40ガイド鏡届きました

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 先日ブログアップした645レデューサーと一緒に注文していましたのが、この小型ガイド鏡、タカハシGT-40です。ごらんのとおり大変コンパクトで、しっかりしたつくりです。

[仕様(説明書から抜粋)]

・形式/2枚構成アクロマート

・有効口径/40mm(マルチコート)

・焦点距離/240mm

・口径比/F6.0

・無限遠結像位置/31.7mmアダプター端面から0~21.5mm

・長さ×高さ×幅/272mm×58mm×64mm

・質量/570g

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 右がタカハシFC-50鏡筒、左がGT-40です。FC-50もとてもコンパクトな鏡筒なのですが、GT-40はさらに一回りもニ回りも小さなことが分かります。相当にコンパクトです。接眼部に赤く見えているのがオートガイダーST-iです。2点止めスリーブで非常にがっちりと固定することができます。

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 対物レンズをのぞいてみます。口径40mmと小さなものですが、これでもST-iなら、どこの領域に向けても確実にガイド星を捕まえられると思います。フードが着いていますが、レンズ面からの長さは40mmほどでしょうか。結露防止のためにヒーターをフードに巻きつけなければなりませんね。

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 ピントあわせは接眼部ではなく、対物側、どちらかといえば中間あたりにあります。ねじ込み式の鏡筒を回し、前後へ繰り出しする仕組みです。銀色のリングは固定リングです。青色のリングを持ちながら回転させるとよいでしょう。繰り出し量は目視で20mmくらいかなと思いました。

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 早速カメラ三脚にGT-40とST-iを取り付けて、室内からガイド星のピントあわせテストをして見ました。使用感ですが、私は普通のラック・ピニオンタイプの屈折のほうがピント操作はしやすいように感じました。でもしっかりピントを出した後、固定リングを締め付けておけば、大きくピントが狂うこともないでしょう。室内から撮影し、しかも外は薄曇の空でしたから、ガイド星ピントのピークが少し分かりにくかったように思います。

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 主砲FSQ-106EDの上にGT-40を取り付けます。取り付け方法はGT-40側にアリガタを取り付け、FSQ上にあるK-Astec製のアリミゾに固定します。ワンタッチでしかもがっちりと固定することができます。とにかくGT-40は軽くて頑丈なので、たわみやがたがなさそうで期待できそうです。

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 さらに撮影システムを赤道儀に乗せてみました。実践投入スタイルですね。FSQ-106EDに取り付けているカメラはEOSですが、これはダミー。これから納品されるFLI ML16000(CFW1-5含む)が取り付けば、今回のシステム大改造はほぼ完了します。実践投入できるのはあと1カ月はかかりそうです。その頃の撮影対象となると、やはり春の銀河が中心になるのでしょうか。645レデューサーで明るく広視野で狙うか、ノーマルF5.0でもう少しクローズアップして狙おうか、どちらにしようかと迷っています。

 

2013年1月26日 (土)

タカハシ645レデューサーQE0.72×到着しました

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 新たな撮影システム構築パーツの一つ、タカハシの645レデューサーQE0.72×(標準セット)が今日到着しました。パーツは4種類です。

1)645レデューサーQE0.72×本体

2)645RDアダプター

3)645RD補助リング

4)2種アダプター(CCA-250)

 一式で小口径アポ屈折一本が買えるくらいの高価な品物ですが、従来の35mm判用レデューサー(QE0.73×)に比べて豊富な周辺光量、シャープな星像、色収差の軽減など、大きな効果が期待できると考え購入に踏み切りました。

 周辺光量は35mm判フルサイズのイメージサークル周辺でも90%に達しているというメーカーの説明です。以前のレデューサーは周辺減光が激しく、フルサイズ周辺で60%強の光量しかありませんでした。この新型レデューサーであれば、FSQ-106EDと組み合わせて非常にフラットな画像を得られるのではないかと期待しています。

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 天文ガイド(2011年12月号)に掲載されていた、このレデューサーの広告です。

[解説文引用]

 最高峰のフォト・ビジュアル光学系、FSQ-106EDの魅力をさらにアップさせる超高性能レデューサーが誕生しました。

 新開発の645レデューサーQE0.72×は大口径の4群4枚のレンズを使用し、焦点距離を380mm/F3.6と屈折望遠鏡では類を見ないほど明るくしながらも、大きなイメージサークルと豊富な周辺光量、そしてイメージサークル前面に渡る鋭像を実現しています。

 イメージサークルはφ60mmあり、その部分での光量も約70%以上確保しています。また35mmフルサイズカメラの対角にあたるφ44mmの部分では90%以上の光量があり、現行のレデューサーQE0.73×と比べると約50%増となり、現在一般に市販されている冷却CCDカメラやデジタル一眼レフカメラではほぼ周辺減光の気にならないレベルです。

 このように、FSQ-106EDは超高性能な645レデューサーQE0.72×の登場により、530mmf/5と380mm/f3.6という二つの焦点距離で、完璧に収差が補正されたラージフォーマット対応のイメージサークルを持つことになり、さらに独創性のある製品になるよう磨きをかけました。

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 レデューサーを後ろから見たようすです。まるで8センチくらいの屈折望遠鏡の対物レンズのようです。頑丈なセルの中に、4枚のレンズが絶妙な間隔で配置されています。4枚玉対物レンズのような感じです。持ってみるとけっこう重いです。

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 こちらはレデューサーの前面です。この面が望遠鏡側に取り付けられます。この面が雄ネジになっていまして、これをFSQ-106EDの第4レンズのセルにねじ込みます。ドローチューブにねじ込むのではなく、鏡筒内部にねじこみますので、接眼部に重いカメラを取り付けたとしてもレデューサーにはテンションはかかりません。スケアリングのずれ、光軸ずれなどは理論的には皆無ではないかと思います。

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 カメラの取り付けをするとき、構図変更にはどうしても回転装置が必要になる構造です。FSQの接眼部を回転させてもよいのですが、そうするとラックピニオンのボックスなども一緒に回りますから、プレートなどにぶつかる恐れがあります。そのため高価ですがCCA-250用の回転装置も一緒に買いました。この回転装置もそれなりに重さがあります。でも回転は非常にスムーズです。ネジを緩めて回転させてみたところ、がたはまったくありません。スケアリングがずれるようなことがなければいいなと思います。

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 FSQ-106EDへの取り付け方法をレポしてみたいと思います。まずはFSQの接眼部の部品をすべてはずします。シルバーのドローチューブだけの状態にしておきます。

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 FSQドローチューブに645RDアダプター[KA36851]をねじ込みます。このアダプターは前面、後面とも雄ネジになっています。

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 次に645レデューサー本体を取り付けます。このレデューサーはさっき取り付けたアダプターではなく、その内部にあるFSQ第4レンズのメスネジにねじ込みます。645RDアダプターとは接触していません。

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 回転装置CCA-250[KP86200]を645RDアダプターにねじ込みます。これで回転装置以降に取り付けるパーツは、任意の角度で回転させられることになります。

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 回転装置の後ろに2種アダプターCCA-250[KP86003]をねじ込みます。回転装置との接続部分はメスネジ、後面もメスネジですね。後面は54mmのメスネジでタカハシ規格です。ここにカメラマウントなどを取り付けます。

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 ようやくここまで撮影システムが整ってきました。でもシステム変更のメーン、FLI ML16000がまだですね。画像ではダミーとしてCanonEOSKissX2を取り付けています。FLIはフィルターホイールとともにすでに発注済みですが、納品までは1ヶ月程度かかるとのことでした。それまでの間、このシステムにデジカメを取り付けてテスト撮影したり、システム全体のバランスや調整などをしておきたいと思います。

どうせ雪国なら思い切り雪で遊ぼう

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 去年は全国的に記録的大雪だったといいますが、今年はさらに輪をかけて雪が多いように思います。雪が降り始めたのが11月中旬と早かったですし、とにかく寒さが厳しいです。だから雪が解けず、どんどん根雪になってしまいました。でも太平洋側ですからまだ楽なほうです。日本海側の津軽地方は猛烈な積雪や吹雪で、もうどうにもならないような状態だとか。つくづく太平洋側でよかったなと思います。それでも平地でも畑には軽く30センチは積もっています。ここ数日、最低気温もマイナス二桁ほどの低温が続いています。

 写真は我が家の前に積み上げた雪の大山です。ここ2回ほどありました大雪のときに雪かきしてためておきました。実はこの雪山、子どもたちと「雪で遊ぼう」と思って作った2つの大山なんです。

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 雪山1号はご覧のとおり、そり遊び用に作りました。最大斜度40度、なかなかの急斜面です。でもそりですべると、あっという間に終わっちゃうのです。滑走距離20メートルくらいあれば本格的ですが、さすがに人力除雪だとそこまでの巨大な山を作るのは無理です。

 娘が夢中になってそりで遊んでいます。

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 そり用の雪山、裏側はこんな感じになっています。そりを持って頂上に上るとき、雪の斜面だと登りにくいものです。ですから板を取り付けて、階段を作ってしまいました。これは長男の作。遊びといえども、どうせ遊ぶなら徹底的に凝ってみたいものです。

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 雪山2号はこちらです。雪国の雪遊びといったら、このかまくらははずせませんね。長男が穴の中を細かくスコップで削りながら進み、次男は削ったあとの雪を外にかき出して雪山にかけていく…兄弟の連携プレーです。

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 作業途中ですが、かまくらの出来具合を娘が確かめています。ばっちりですね。子ども3人が入るにはまだ穴の中が狭いですから、このあと長男がまた雪をかき出しました。広さ的にはたたみ1畳半分くらいでしょうか。子どもたちにとっては秘密基地的なかまくらですね。このあとかまくらに水をかけて、夜にかけてがちがちに凍らせます。

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 かまくらに木の板をつけて、看板にしてしまいました。子どもたちはどんな遊びをしてもとことん楽しめるんですね。自分もこんな時代があったなと思うと、子どものような楽しみ方がうらやましく思えます。

 雪がたくさん降る地方ですと、どうしても雪は厄介者にされがちです。でもどうせ北国に住んでいるのですし、この場所でずっと暮らしていくのだから、雪が積もるのは当たり前です。そう思うなら、こうして雪と上手に付き合って、雪で思い切り遊びながら過ごそうという気持ちがあれば、そんなに雪は厄介者に思わなくてもいいかもしれません。

 私と妻は子どもたちがこうしている間、道路わきのゆきをいそいそと除雪していました。路肩に積もった雪がなくなったので、なんだかとても嬉しくなりました。3時間の作業でしたが、とっても達成感がありました。


2013年1月25日 (金)

SBIG ST-iオートガイダー到着

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 タカハシFSQ-106EDをメーンとした撮影システムの再構築をしています。その第一弾、まずはオートガイダーが到着しました。今回導入したのは、SBIGのST-iです。ご覧のとおり、ものすごく小さいのです。手のひらにらくらく乗りますし、すごく軽いです。

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 手元にあったビクセンのLV20mmアイピースと比べてみます。アイピースのほうが小さいですが、ST-iの重さはアイピースの半分くらいです。本当に軽いですよ。

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 CCDカメラを正面から見てみます。中央に黒い四角がありますね。これがシャッターが閉じている状態です。この奥にCCDのチップがあります。ST-iのCCDは冷却タイプではありませんが、オートガイダーなので少々のノイズはあっても、しっかりガイドさえしてくれれば心配はないと思います。

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 これは背面のようすです。接続用のジャックが2つ見えています。上には赤道儀と接続するコードをつなぎます。下はパソコンとの接続です。USB接続なので、電力もPCから取ることができます。わざわざ別に電源を使わなくていいのは、とても助かります。

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 小さなCCDですが、そのわりに立派なケースがついてきたのがうれしかったです。黒いコードはPC接続用、グレーのコードは赤道儀接続用です。

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 FSQ-106EDの上にダミーのガイド鏡としてFC-50を乗せています。これにST-iを取り付けてみます。本当に小さいです。まるでアイピースのようです。軽いから接眼部に負担がほとんどかかりません。ここではFC-50を使っていますが、新しいシステムとしてタカハシのGT-40を注文しています。このガイド鏡はさらに小さいので、どれくらいコンパクトになるか楽しみです。明日到着予定です。

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 どのような画像になるか、どのくらいの感度があるかを即席でチェックしてみることにしました。FC-50をカメラ三脚に乗せて、夜の外の景色で確かめてみます。

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 PC画面に映っているのは、近所の屋根に積もっている雪です。けっこう暗い景色ですが、十分に雪と屋根を写しだしているのがわかります。感度は十分にありそうです。制御ソフトはこれまで何度も使っているCCDOpsですから、英語版であっても特に問題はありません。本番投入が楽しみになってきました。

 これまでの機材をヤフオクなどで売却し、あらたなシステム構築を進めている途中。すでにほとんどの機材を注文したので、これから順次そろっていく予定です。

■ベース機材   タカハシFSQ-106ED、タカハシEM-200(AGS-1S)

■変更機材

  1)メーンCCD  SBIG STL-11000M → FLI ML16000

  2)ガイドCCD  SBIG STL-11000Mセルフガイド → SBIG ST-i

  3)ガイド鏡   セルフガイド(FSQ-106ED) → タカハシGT-40

  4)レデューサー タカハシQE0.73 → タカハシ645レデューサーQE0.72

  5)カメラ接続  EOS用STLアダプタ → ダイイチ製スケアリング調整アダプタ

  6)フィルターホイール  STL内蔵 → FLI CFW1-5(ケラレ防止改造)

  7)フィルター  Baadar LRGB → Astrodon LRGBフィルター(インターライン用)

 これまでとずいぶん大きくシステム変更をしました。FLIのカメラの納期が1ヶ月程度かかるようですから、システムが完成するのはまだもう少し先ですね。それまでに撮影チャンスがあれば、デジカメをつけたりして撮影テストをしてみようかと思っています。

2013年1月19日 (土)

2013.1/19 月齢7.7

 東北地方太平洋側は雲が時折通るものの、月や星が輝く晴れ空に恵まれています。でも日本海側は大雪が降っているみたいですね。今日から大学入試センター試験が始まりましたが、大雪の地方は交通機関の乱れがあったりして大変ですね。私もセンター試験を受験しましたが、あれからもう20年近くたつのですね。時の移ろうのは早いものです。受験生の皆さん、頑張ってほしいと思います。

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 今日の月は月齢7.7、ほとんど半月、上弦の月です。欠け方のバランスがよくて、とても美しい姿で輝いています。年末にお気軽観望用に買ったセレストロンの9センチマクストフカセグレンにデジカメを取り付けて撮影しました。価格2万円強の安価な望遠鏡ですが、こうしたお気軽観望、お気軽撮影にはとても使いやすく、思ったよりもシャープな像を見せてくれるので驚いています。コストパフォーマンスの高い望遠鏡ですね。
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光学系の心臓部、マクストフレンズと主鏡を正面からのぞいてみます。9センチくらいの小さな鏡ですが、小さいからこそいろいろなあらがめだたないのでしょう。ベランダでちょい見するのにもとても重宝するミニ鏡筒です。中心の副鏡に映っているのはおいらの頭とカメラのレンズですね。さかさまに写ってます。
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■撮影データ
・撮影日時 2013年1月19日 20:47
・撮影場所 青森県上北郡おいらせ町(自宅)
・撮影鏡筒 セレストロンC90マクストフ(D=90mm、F.L=1250mm、F13.3)
・カメラ     Canon EOS Kiss X2
・露出    1/50sec(ISO400)
・画像処理 PhotoshopCS4で画像処理(レベル補正、アンシャープマスク若干)

 

新しいブログを立ち上げました

 これまでのブログ「おいらせの星空(http://blog.livedoor.jp/takuhiro0617/)」 から少しだけグレードアップして、新しいブログ「おいらせの星空2(http://takuhiro0617.cocolog-nifty.com/)」を立ち上げました。

 これまでのブログだと小さな写真画像しか貼り付けられなかったのですが、このブログですと大きな写真を貼り付けることができるため、いろいろとメリットが大きいかなと感じました。どうぞよろしくお願いします。

 まずはテスト画像として、わが愛機、タカハシFSQ-106EDの撮影シーンを載せます。これは庭先で撮影しているときの様子です。遠征地でもだいたいこのようなスタイルで撮影しています。

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 タカハシFSQ-106EDは去年導入した機材ですが、トップブランドのタカハシらしく、まさに妥協のないつくりです。精密な接眼部、凝ったレンズ設計、屈強なつくりと緻密さなど、持つこと自体に大変喜びを感じる機材です。

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 接眼部に取り付けている冷却CCDはSBIG STL-11000Mですが、このほど売却しました。このほかにも売却した分の資金を使って、近いうちにFLIの冷却CCDカメラを導入する予定です。機種はML29050(2900万画素)かML16000(1600万画素)のどちらにしようか迷っているところです。

 接眼部のラックピニオンは大変頑丈で精密なつくりです。ただし手動だけででフィルターごとによるピント変化、温度差によるピントずれを修正するのは至難の業です。そのため接眼部にはK-Astecさんのモーターフォーカサーを取り付けています。非常に緻密なピント管理ができるので、大変重宝しています。今やこれなしで撮影するのは考えられないほど、便利で欠かせないパーツです。

 画像添付のテストを兼ねて、最初は愛機の写真を載せさせていただきました。これから少しずつレポしていきたいと思います。

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