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2013年2月 1日 (金)

ガイド鏡筒検証其の弐 GT-40 VS FC-50

20130131guide01

 昨日は昼間から真っ青な空が広がりましたが、夕方にかけてだんだんと薄雲が広がってきました。天気予報を見ると、夜半過ぎから曇りがちになるという予報ですから、天気は下り坂に向かっているのでしょうか。貴重な晴れ間を使って、ST-iのガイド状況、FC-50とGT-40の比較など、この2点について実際の星像を使って検査することにしました。
 庭先で赤道儀を組み立てます。三脚はいつものピラーではなく、タカハシEM-10用の軽量な三脚を使いました。軽量とはいってもさすがタカハシ、つくりはしっかりしています。極軸を正確に調整し、ガイド鏡筒を載せ変えて検査してみました。


20130131guide02

 最初に検査したのはFC-50でした。CCDOpsを使ってST-iにオートガイドさせます。XY軸ともrmsのアベレージは0.1~0.2程度でしょうか。ごくたまに0.35などの数値が出ることもありますが、すぐに元に戻ります。EM-200の精度自体は心配ないレベルだと思います。
 タカハシFC-50はレンズにマイラーフィルムをはさめてレンズ固定していますから、少々星像がゆがみます。この画像でも星像が微妙に伸びていることが分かります。これは慎重に光軸調整をしても良化しないことから、レンズ圧迫に原因があると考えています。
 ガイド自体はなんら問題ないレベルだと思いますが、FC-50の場合、心配なのはこの星像ゆがみと鏡筒固定方法、重量などが問題として挙げられます。


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 次にこちらはタカハシGT-40によるオートガイドの様子です。FC-50が焦点距離400mmなのに対し、こちらは焦点距離240mmです。そのためrmsのアベレージは見かけ上少なくなっています。焦点距離が短いのですから、ガイド星ずれの検出精度が若干落ちてくるのはいたしかたないでしょう。それでもrmsのアベレージはXY軸ともだいたい0.05~0.15くらいに治まっている様子が観察できました。ガイド自体はこちらもなんら問題なくこなしてくれるようです。
 先般のレポで心配していました「ピントあわせが困難ではないか」「ピントの際に対物繰り出し量が大きすぎないか」という2点ですが、これは野外実験をしてなんら問題ないことが分かりました。ピントは一度しっかり合わせると、それほど大きくずれてくることがなさそうに思えました。ピントリングの固定が強力なので、対物レンズの稼動部にガタはまったくありません。繰り出し量は対物側で約14mm(最大21.5mm)、スリーブへのCCD差込み設置面の長さは18mmでジャスピンを得ました。これくらいであればかなり強固に固定することができます。
 先般のレポでは「GT-40は使えないかも…」なんて机上で話していましたが、撤回しなければなりません。GT-40、非常に快適に使えました。固定方法も非常に強力ですし、望遠鏡に取り付けると完全に一体化してしまうような感じです。これは十分に使える機材だと検査して実感しました。


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 このように完全にFSQ-106EDの背中に乗っかってしまって一体化してしまいますからね。稼動部が少ないですが、これは逆に考えれば「ガタが生じる要素がない」ということにも考えられます。コンパクトで頑丈、シンプルなつくりのガイド鏡ですが、これは十分に実戦投入できるパーツだと確信しました。


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 ガイド鏡GT-40が十分にガイド鏡として快適に使えることを実証できたのはよいのですが、一つだけ厄介な問題があります。それがこのキャリブレーション状況です。ごらん頂くと、Y軸のラインが+X側に曲がっているのが分かります。
 実はこの症状、タカハシEM-200をAGS-1sに改造したときから見られる症状なのです。オートガイダーCCDはいつも東西横構図で使っています。このときキャリブレーションをすると、いつも+X側、ボタンで言うと「E(East)」のボタンが少しだけ点滅していることがあるのです。

20130131guide06

 これはAGS-1sのコントローラー。ちょうど親指があたっているところ、Eのボタンがいつもキャリブレーション時に薄く点滅しているんですよね。そのため、キャリブレーションが若干東側に流れるようになっているのでしょう。何らかの誤信号を発信しているのでしょうか。これまでTemma2などでは経験したことのない動きでしたので、販売店に問い合わせてみようかと思います。こういう経験がある方がいらっしゃいましたら、ぜひとも教えていただければ幸いです。

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