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2013年7月16日 (火)

FLI PL16000ファーストライト

Ngc7kbase_2

 FLI PL16000の撮影システムが整ってからはや2カ月以上経ってしまいました。この間、晴れた夜は仕事や私用で忙しく、時間ができたときはなぜか曇ってしまうという悪循環の日々を過ごしていました。
 7月7日の夜、ようやく星空広がる夜に時間を合わせて、FLI PL16000のファーストライトを撮影することができました。今回の撮影で確認したかったことは次の点です。
・FSQ106ED用645レデューサーの性能はどうか。
・重いFLI PL16000の接続、スケアリングは大丈夫か。
・FSQ106EDとFLI PL16000の組み合わせでガイドは大丈夫か。
 トップに掲載した北アメリカ星雲全景を等倍で見ると、1コマ10分のガイドは難なくクリアしていることが分かります。ガイドシステムはタカハシGT40とST-iの組み合わせです。焦点距離240mmのガイド鏡でも、充分にガイドできていることが実証できました。いちおうガイドの懸念は大丈夫だなと思いました。FSQの接眼部は、フィルターホイール込みで約3.3kgのFLI PL16000をしっかりと支えてくれているようです。
 次に645レデューサーの星像、スケアリングの状況を検査します。まず等倍で切り出した中心部です。約800ピクセル四方です。

Ngc7k_6

 中心部の等倍画像を見ると、星像はほぼ期待どおりシャープさを保っていることがわかります。ガイドも良好で、点像をしっかりキープしているように思います。テスト画像はHαで10分露出、4枚コンポジットです。コンポジット時にも星の移動はほとんどありませんでしたから、良好にガイドできていたことが伺い知れます。


Ngc7k_7

 こちらは左上、800ピクセル四方の切り出し等倍です。どうでしょうか。私にはほとんど問題がないように思います。中心部と比べても充分にシャープさを保っています。



Ngc7k_8

 こちらは右上隅、同じく800ピクセル四方の切り出し等倍です。厳密に見ると中心より若干甘めかな、といった感じです。微妙な流れもあることがわかります。ただし等倍以上で甘さがわかる程度で、プリント時にどこまで甘さが出てくるかは試してみないとわかりません。


Ngc7k_9

 こちらは右下隅の等倍切り出し。ほんのわずかですが星がスパイク状になっているところがあります。ガイドミスではなく、おそらくスケアリングのわずかな狂いであろうと推測されます。これをよしとするか、それとも妥協せずに追い込むか、正直悩むところです。


Ngc7k_10

 最後に左下隅です。全体的に比較するならば、この左下隅の星像がもっとも良くないと判断できました。わずかに星が流れ、伸びている様子が分かるかと思います。これだけ見るとガイドミスを疑いますが、中心部などはほとんど点像を保っていることから、明らかにスケアリングがわずかに狂っていることにほかなりません。
 レデューサーの性能、そしてスケアリングのわずかな狂いを確かめることができました。左下隅のスケアリングの狂いは、果たして焦点面より遠目なのか、それとも近めなのか、検証する必要がありそうです。それと連動するように、右上の微妙でわずかな流れも何らかの関係性があるように思います。中心部を境にして、左下と右上で遠近方向に振り子のように狂いがあるような感じがします。つまりどちらかを遠目に、反対側を近めに、という調整をすれば、解決に近づくような気がします。
 ダイイチさんで製作していただいたスケアリング調整アダプタですから、念入りに調整すれば追い込めそうです。後は晴れた夜、根気づよく調整を続けるだけです。晴れた日がまた来ないかと思います。でもここ数日は本当に天気が悪くて、撮影チャンスが少ないのです。

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